移住者の声

住環境×北海道移住

渡邉さん一家

神奈川県

自然素材を多用した古民家と広々とした庭で叶える漫画家一家の理想の暮らし

七飯町で見つけた理想のレトロな空き家。
自然豊かな住環境と暮らしを大切にする、
漫画家・渡邉健一さん一家のお話。

ゆとりのある住宅、環境を求めて

 漫画家の渡邉健一さんと奥さんの百花さん、長女、長男の4人家族です。2022年11月に七飯町内にあった古い空き家へ引っ越してきました。
 「二宮町にいた時はアパートに住んでいたのですけど、手狭だったということと、カビがすごくて…」と健一さん。自宅で漫画制作をしている健一さんにとって家族がいつも身近にいる環境は望ましいものの、子どもの距離が近すぎて仕事に集中しづらいこともあったといいます。また、海に近いうえ住んでいた家の建材の性質上カビが発生しやすく、悩まされていたそう。
 自然豊かなところで広い敷地の広い家に住みたい、百花さんの実家がある函館市の近くで暮らしたい、そう考えて道南で移住先を探していました。そこで出会ったのが、七飯町にあった築45年の物件。広い庭がありながら、和風の門や和室も備えたレトロな佇まいで、木材など自然素材を多用している点でも望んでいたイメージにピッタリでした。また、道南各地を巡る中、七飯町の風土や環境のよさにも魅力を感じ、購入を決めたのです。
 広い庭の手入れや家の改装などは主に百花さんの担当です。引っ越してきてまず始めたことは、生育に時間がかかる果樹を庭に植えること。さらに野菜作りにも取り掛かると、農機具を持つ近所の高齢者と交流を深め、休耕地を畑として整えてもらうまでに。「一人暮らしをされているご高齢の方で、毎日のように遊んでいます」とニコニコ話す百花さん。昔話も興味深く教えてもらっているそうです。また、家の改装も自分達の手で行っているそうで、百花さんは「タイルを貼ったりペンキを塗ったり…キッチンはいまやりかけの状態です(笑)。居間の照明もつけ変えたいと思っているんですよ」と意気込みます。
 そんな渡邉さん一家。実は自動車を持たずに生活しています。自宅から自転車で行ける範囲にスーパーやドラッグストアなどがあり、ネット通販や宅配サービスなども駆使すれば不便はないそう。
 「函館市街地までも路線バスで行くことができますし、むしろ、車がないおかげで近所の人と話す機会が増えました」と健一さんは笑います。

数年後「天然のおやつ」を子どもたちへ

健一さんの漫画やSNSでの発信を通じ、七飯町の魅力に惹かれて移住をする人が増えるかもしれません。

 以前の家は狭かったため子供たちが近すぎて仕事の手が止まることもありました。今は子どもが健やかに育つ環境が整うとともに、自身の仕事環境の質と仕事の幅も広がっていくことに期待しています。
 百花さんは、庭づくりとともにキッチンの改装など、自宅の手入れにも精を出します。健一さんは「妻が実のなる木を植えてくれたので、何年かしたら子どもたちに『天然のおやつ』をあげられそうです」と語り、子どもたちとともに健康的な生活を送ることを楽しみにしています。
 キッチンなど家の内外装の手入れがある程度ひと段落する頃、庭の樹木には果実が実り始め、子どもたちは「天然のおやつ」をほおばりながら、健一さんのお仕事を手伝うようになっているかもしれません。理想の住環境でこの先どんな物語を紡ぎ、どんな漫画を世に送り出していくのか楽しみです。