
伴 公夫さん
上士幌移住5年の67歳。写真、自転車、熱気球…毎日の楽しみがいっぱい!
会社員時代は海外80カ国を回ったという伴公夫さん。
定年後に上士幌町へ移住し、趣味を楽しみながら
アルバイトにも通う、アクティブな移住生活のお話。
第二の人生を、新たな土地で送りたい

十勝エリアの北部に位置し、畑作や酪農、林業が盛んな上士幌町。
熱気球の全国大会、北海道バルーンフェスティバルが催されるまちとしても有名です。その上士幌町に移住したのが、伴公夫さん。愛知県生まれで東京に長年の間暮らし、サラリーマン時代には海外出張や休暇で約80カ国を訪れました。カメラを趣味としてきた伴さんは、依頼されて町内で写真展を行うようにもなりました。
上士幌町に住んだきっかけは、会社の定年後を考えたときに、第二の人生を送る地として北海道が浮かんだこと。撮影旅行で何度も訪れた北海道にはもともと好感を持っていたそうですが、住むとなった場合にはどのエリアが良いのか分かりませんでした。そこで、全国の移住窓口がある有楽町の「ふるさと回帰支援センター」に3年間通い、道内の情報を集めながら細かく検討を行いました。そのなかで、十勝地方は比較的晴れの日が多くて雪が少ないことを聞きます。
「さっそく、センターで開かれた十勝の合同説明会に参加しました。特に熱心だったのは上士幌コンシェルジュさん。その後に行われた上士幌町の単独説明会では、先輩移住者たちのリアルな話を聞けたのがとても良かったですね。十勝管内出身の友人からは『移住を決める前に冬の季節を体験したほうがいい』と言われて、2月の十勝に1カ月滞在。その後、上士幌町の生活体験モニターにも参加して移住を決めました」
健康のために自転車が移動手段、日常の景色がシャッターチャンス


伴さんは、移住前から車を持たず自転車を使うことを決めていました。
生活体験のときも、自転車でどこまで行けるかをリサーチしていたそうです。現在は用事や買い物だけでなく、片道40キロメートル離れた帯広市も往復してしまうというから、そのパワーには驚きです!
「自転車の良いところは、すぐ停まれることですね。この春にもナイタイ高原牧場へ向かう途中で、雪割草が咲いているのを見つけて写真を撮りました。夏は広大な畑いっぱいにきれいなジャガイモの花が咲いているのを眺めながら走ります。地元のバルーンクラブにも所属していて、上空から気に入った景色を『ロケハン』しています」
冬は歩きが基本になりますが、住んでいる団地からは徒歩圏内にスーパーなど必要なお店が揃っているそうです。また、雪が積もったときには率先して団地前の除雪をしているとか。健康第一をモットーにしている伴さんにとって、雪かきは良い運動であり、ご近所さんとのコミュニケーションにもなります。食事にも気を使っていて、基本は自炊。地元の野菜市に出かけていっては食べ方を聞いておかずのバリエーションを増やしています。まちのイベントやコミュニティスペースにもよく出掛けているそうです。
「SNSも使っていますが、積極的に地元の人と直接コミュニケーションを取ることが大切だと思っています。そこで得られる情報もありますしね」と伴さん。週3回、認定こども園でのアルバイトにも通っていて、町なかの行く先々では「キミオおじさーん!」と子どもたちに親しく呼ばれるのだとか。「やりたいことがありすぎて、少し抑えないといけないぐらい」と話してくれました。


