移住者の声

子育て×北海道移住

山本 雅也さん

神奈川県

子どもを預けてワーケーション。移住の決め手は自然の中を駆ける我が子

北海道厚沢部町で保育付きワーケーションを経験し、
遂には厚沢部町に移住した山本雅也さん。
「保育園留学」を自ら実践し、移住を決断したお話。

食で世界を繋ぎ、地域に根ざす。新しい人とのつながり方を模索

 早稲田大学卒業後、大手広告代理店勤務を経て、2013年4月に会社を設立。社会をより良くする手がかりは「食」にあるという気づきから、なんと1年半かけて47カ国約80軒ほどの食卓を訪ね、家庭料理を食べ歩いたそうです。
 「人は、文化も言葉も違う人同士が食卓を囲むだけでも、深くつながれると実感しました。こんなに楽しくて素晴らしい体験をメッセージとして伝えるだけじゃなく、『食を通じて人とつながる』世界を実現し、根付かせるべきだと思ったんです」
 「食で人をつなげる」という志の元事業を拡大していく中で、全国各地の食材、食文化を軸に、地域と食べる人をつなぐ「ふるさと食体験」を本格始動させました。これが食のつながりを一気に加速させ、現在では全国約60地域が連携する事業となり、山本さん自身が厚沢部町を知るきっかけとなりました。
 「興味が湧いて調べていくうちに厚沢部町が運営している『ちょっと暮らし住宅』のことを知り、行ってみたいと思ったんです。僕には2歳になる娘がいて、ワーケーションで行くのであれば、妻も僕も仕事があるので、託児をお願いできないか、と問い合わせをしたんです。そして町のこども園のページを見たときに、ここに娘を預けたい!と思いました」
 厚沢部町ではちょっと暮らし住宅を3棟と4戸を用意して、中長期滞在を体験できるようにしていました。そしてなんと厚沢部町では町外の人も利用できるこども園の整備を整えていました。それが「認定こども園はぜる」です。

理想通りの環境がここにある。認定こども園との出会い

役場職員の木口孝志さん(写真左)は、ご自身の育児体験を通して認定こども園はぜるを「誰でも」利用できる施設にしようと奔走。

 「横浜に住んでいたのですが、普段預けている保育園は商業施設の中にあり、子どもが伸び伸び園庭で遊ぶといったような環境ではないんです。認定こども園はぜるは、まさに理想としていた園で、こういったところで、自然と触れ合う経験を子どもにして欲しいと思ったんです」
 広い園庭で走りまわりながら遊んでいる娘さんを見た時は、嬉しさに感極まり、涙が出そうになったと言います。
 「子連れでワーケーションを経験したことが、子どもにとっての偉大な体験になると思いましたし、それが親にとっても価値につながると実感しました」
 そうして、滞在期間中に山本さんは、子連れでのワーケーションや長期滞在について、役場の方と情報交換をする場を設け、ワーケーション体験後の感想やフィードバックを役場の方と交わしたそう。そして役場からは一時保育や認定こども園はぜるに対する想いを互いに話し合ったそうです。
 その後山本さんは2022年5月に厚沢部町へと本格移住。これからもこのまちで子どもの駆ける姿を見つめていきます。
 更に、山本さんが最初に子連れワーケーションを行ったことがきっかけとなって、想いがたくさん詰まった「保育園留学」という事業が形となりました。そのお話についてはどうぞWEBでご覧下さい。